業種別の転職の状況

業種別の転職状況について紹介します。今回紹介するのは調理系と不動産系の2つです。

和食や洋食の調理技術を、最大限に活かしたいと考える人が取り組んでいるのは、スキルアップに直結する飲食店への転職です。フードビジネスの業界では、有能な人材を積極的に採用しているので、早期に店長などに昇進することができます。調理だけではなくて、店舗運営全般に携わることで、将来的に独立する場合に必要なノウハウも学べます。更にメニュー開発の分野でも経験と技能が活かせるので、創意工夫を心掛けながら、より一層興味を持って仕事に取り組めるようになります。

一方で物件の販売や住宅建築の受注が給与に直結するので、不動産や住宅関連の業種では、高収入の実現を転職の最大の理由と考える人が多いです。業界内での勤続年数が長い場合には、新しい会社に採用された場合でも、即戦力として活躍できます。特に地道に営業をして、着実に収入を増やしたい人にふさわしいのは、賃貸物件の仲介に特化した不動産会社の仕事です。賃貸物件の場合には一件当たりの手数料は小さいですが、新規顧客も確保しやすいので、安定した収入が得られます。また販売金額が大きなアパート建設の分野では、賞与や諸手当も充実しているので、転職してから短期間でトップセールスマンも目指せます。

それぞれに魅力がありますが、定年まで働ける仕事を見つけるためには、日常生活とのバランスを重視する姿勢も求められます。育児や介護と並行しながら働くことも考えて、有給休暇が取得しやすい勤務形態の求人を選ぶべきです。